東京で働くWebクリエイターが福岡のナマの声を求めて集結。福岡U/Iターン応援イベント「FUKUOKA CREATIVE MEETING」レポート

東京で働くWebクリエイターが福岡のナマの声を求めて集結。福岡U/Iターン応援イベント「FUKUOKA CREATIVE MEETING」レポート

FCC事務局による個別のサポートはH30.3.31で終了しました。
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福岡クリエイティブキャンプ(以下、FCC)は、10月26日、ヤフー株式会社本社にあるコワーキングスペース「LODGE」にて、福岡へのU/Iターン応援イベント「FUKUOKA CREATIVE MEETING」を開催しました。

当日は、福岡への移住・転職に興味のあるWeb系/IT系のクリエイター約80名に参加いただき、大盛況のうちにイベントを終えることができました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

ここでは、熱気に包まれた当日の様子をレポートします。

◆第一部:WEBクリエイターが知っておくべき情報アーキテクチャ(IA)とは

第一部では、「WEBクリエイターが知っておくべき情報アーキテクチャ(IA)とは」と題して、ゼネラルアサヒの情報アーキテクト、稲本浩介さんによるセッションを開催。

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▲ゼネラルアサヒの稲本浩介さん。IAやUXの重要性について語りました

稲本さんによると、情報アーキテクチャ(以下、IA)とは「ユーザーエクスペリエンス(以下、UX)デザインの中でも、とくに“情報”にフォーカスしたもの」。Webに限らず全ての媒体に共通する技術や考え方だそうです。

「情報を伝えるためには“分かりやすさ”はもちろんですが、その情報にたどり着くための“見つけやすさ”も必要です。『分かりやすさと見つけやすさを設計する技術』がIAだといえます。今の時代、情報がものすごく多い。ちゃんと設計されていない状態の情報にアクセスすると“誤解”が生まれます。この誤解を生まないためにIAが必要なんです」とIAの重要性について語りました。

そして、稲本さん自身も参加している「UX Fukuoka」などの福岡の技術者コミュニティについても言及。最近では東京や海外の技術者を積極的に招いての交流も増えてきたそうで、「地方といっても、自分が興味を持って動けば刺激をもらえる環境は十分に整ってきています」と太鼓判をいただきました。

◆第二部:福岡移住ミーティング「福岡で働くこと」

第二部では、「福岡移住計画」の須賀大介さんをモデレーターに迎え、ブランコ代表の山田ヤスヒロさん、GMOペパボの今岡佐知子さん、そしてゼネラルアサヒの稲本さんの3名によるトークセッションを行いました。

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▲第二部では「福岡で働くこと」をテーマにしたトークセッションを開催

モデレーターを務めた須賀さんは、自身が関東から福岡に移住した経験から、後続の移住者をサポートするべく福岡移住者に向けた情報発信や、コミュニティの場を創出するために、福岡移住計画を立ち上げたというエピソードを披露しました。

福岡生まれの山田さんは福岡のIT・クリエイティブコミュニティの中心人物の一人。そんな山田さん率いるブランコは、Webデザイン、グラフィックデザインから、企業ブランディングまでを手掛け、福岡に拠点を構えながらも、仕事の割合は東京からのものが6割、福岡からのものが4割といいます。

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▲ブランコの山田さん(左)と福岡移住計画の須賀さん(右)

今岡さんは島根出身で、大学は福岡の九州大学へ。東京で就職した後に京都と福岡でも勤務し、現在は東京における福岡コミュニティ「リトルフクオカ」事務局の一員として活動するなど、「福岡と、東京や他の地域との違い」をよく知る人物です。

そして稲本さんは、ゼネラルアサヒへ入社後、東京のグループ会社へ出向。仕事を通じてWeb知識を深める中で、情報の整理、情報デザインの領域の広さに心惹かれ情報アーキテクトと名乗るように。帰福後はディレクターとして多くのサイトの提案や構築を行なっています。

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▲ゼネラルアサヒの稲本さん(左)とGMOペパボの今岡さん(右)

トークセッション最初のテーマは、福岡のクリエイティブコミュニティについて。山田さん氏が仕掛け人の1人となって始まった、テクノロジーとクリエイティブの融合を目指すフェスティバル「明星和楽」などの話で盛り上がりました。

「福岡では、デザイナーだけ、プログラマーだけで固まるということがなくて、クリエイティブにかかわっている人たちは業種を超えてみんな集まりやすいんですよね。明星和楽では4,000人が集まったし、僕が毎年主催している忘年会や花火大会にも何百人も集まります」(山田さん)

「東京にもコミュニティはあるけれど、母数が多すぎるからか、同じ業種だけで集まって完結しちゃう。その点福岡は人口規模がちょうどいいのか、いろんな職種、いろんなジャンルの人が集まって、良い相乗効果が生まれていると感じます。あと、京都のクリエイティブコミュニティは若い人が中心でしたが、福岡ではいい歳をした大人たちが少年のような心で楽しいことを考えているのが特徴だと思います(笑)」(今岡さん)

セッションの後半では生活面、とくに子育てのしやすさについて話題にのぼりました。

「東京で育った顔と、福岡で育った子供の顔が全然違うんですよ。自然が多いこともあって、すごくたくましくなります。あとは子供に対する大人たちの関わり方がすごく良くて、自分の子じゃなくても『福岡の子供』として見る雰囲気がありますよね」(須賀さん)

「生活の中でも地域コミュニティが充実している感じがありますね。僕の住んでいる地域では、近所のおよそ60もの世帯で大規模なバーベキューをやったり、ハロウィンで各家庭を回る子供たちの名簿が回覧板で届いたり、古き良きコミュニティみたいなものがあります」(稲本さん)

そして最後に、福岡移住を考えている来場者の背中を押すメッセージが送られました。

「福岡に移住をするなら、今は良いタイミングだと思います。今、福岡市って、移住してくれる人へのサポートにすごく力を入れてくれていますから。それと、東京から福岡に来ると家賃や生活費が東京より安い分、平均賃金も低いというデータがありましたが、これについては東京と変わらない会社もあるよと伝えたいです。例えば弊社の場合は、家賃手当てを除いては東京でも福岡でも賃金は変わりません(笑)」(今岡さん)

「クリエイターは良い環境で作ったほうが良いモノができると僕は信じています。その点、福岡はコンパクトな街なので、都市部から30分でサーフィンやキャンプに出かけられる、本当に良い環境です。僕自身も“地方都市の地方クリエイティブ”をやるつもりはないですし、『日本や世界を相手に勝負したい』という人にぜひ来てほしいですね」(山田さん)

セッション終了後には、登壇者やFCC事務局も参加して交流会を開催。参加者からは、仕事や生活についてたくさんの質問をいただき、福岡への関心の高さを感じました。

FCCでは、今後も福岡へのU/Iターンを応援するため、プロジェクトに取り組んでいきます。福岡から「日本や世界を相手に勝負したい」という方は、ぜひFCCにご参加ください。

TEXT&PHOTO_上野俊一(Playce)

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